PCケースの選び

 

~Episode1 【電源の有・無は気にするな!?】

自作の鉄則として電源・メモリには金を惜しむな!!というのがあります。
電源は、その性能が価格に比例する最も分り易いパーツの一つですので、安価な物はそれなりの性能しかありません。 
これの選び方を間違うと場合によっては、全てのパーツを巻き込んむメルトダウンを起こす可能性のある非常に危険な
代物ですので、決してケチることなく資金を注ぎ込みましょう!(私は壱万円以下の電源は信用しません。)
そのことから考えるとケース付属の電源程、信頼性に欠ける物はありません。
ですから、私がケースを選ぶ前提条件の中には、電源の有・無は気にしません。例え、搭載されているケースを購入しても
電源だけは、別途購入し直します。(友達に安く作ってアゲルのなら別ですが・・・)

一番、重要なのは、ケース内のエアフローを考慮した設計且つ拡張性・メンテナンス性に優れたケースであること
そして何より剛性です!!最近では、安価なケースでもそれなりにしっかりとした作りになって来ていますが
ちょっと前は安いケース=ペラペラ。
折角、購入してもネジ穴が合わなかったり、ちょっと力を入れると簡単に変形してしまう様なケースでは話になりません
それからFANの搭載数もケース選びの重要なPOINTになるのではないでしょうか?
昨今では水冷が有名になっていますが、空冷の重要性も忘れてはいけません。 
所詮!水冷は、CPUやVGAなどの高熱を発するパーツに対して考え出された冷却法なので、それ以外のパーツ・・・
Memory・M/B・チップ・HDなどは冷やしてくれません。適材適所というコトワザがあるように、ガッチリ水冷・しっかり空冷
このことをしっかり頭に叩き込みましょう! 

FANが搭載出来る個所でよく見ておかなければならないPOINTとしては、前面(吸気)・側面(吸気)・天板(排気)・背面(排気)

です。では、電源に搭載されているFANはどうでしょう?これは一昔前はCPUの廃熱を電源BOXに搭載されているFANを使用して
電源内部から外部へ排気させる冷却方法もあった為ですが、最近のPen4など高クロック化による高熱を発するCPU等に
対して果たして有効な冷却手段と言えるでしょうか?本来、電源BOXに搭載されているFANの役目は電源内部の冷却を
目的として装備されている訳でであり、それをCPUの排熱に利用するなど本末転倒・支離滅裂な訳です。
そんな運用方法を続けていると折角、高いお金を出して購入した電源も直ぐに寿命になってしまいますよ!!

価格・壱万円以下のオススメCASE!!(ATX編)

これらのPOINTを抑えたケースとして【CELSUS/FP402BK】などはどうでしょうか?天板にFANこそありませんが
これをベースにちょいと加工してやればかなり良い感じになると思います。

そして更に、このCELSUS/FP402BKに天板FANを装備させたケースが【CELSUS/SF-561BK】です。
このケースに水冷を導入したらPrescottも容易に使えると思われます。
価格はどちらも9,429円!です。
値段とデザイン・機能的にもそれなりな感じが出ていると思われますね。

次に紹介するのは、【NEXTWAVE CASE iSTYLE WH】です。このケースの最大の特徴としては、前面に8cmFANが 
4個も搭載出来るという点ですね。しかし残念なことに排気用の背面FANが8cm×2個、側面FANが無いなどです。
吸気面は問題ないですし、
価格も3,480円!後は排気をどのようにして促すか?この点を購入者がクリア出来れば
それぽく使用できる代物になるのではないでしょうか?(私なら3号機のように側面FANを付けちゃいますが・・・)

その他、デザインの斬新さと派手さに拘るなら【Transformer BL】ATXフルタワーケースにしてこのデザインは
友達に自慢出来る一品かな?勿論!派手さだけではありません!しっかりと前面FAN12cm×1,側面FAN8cm×2
上面FAN8cm×1しっかりと抑えてます。フルタワーだけに拡張性も期待出来そうですよ。価格は
7,980円!
派手好きなキミの為にあるようなケースですね。

 から市販ケースは気に喰わん俺が作っちゃる!!って方にオススメ・・・
ハマルとどんどん買足しでユーザーさんの創作能力が問われます。全ての機能を詰込むことも省スペースPCケースを
  作成することも全ては貴方次第!!(下手すりゃメーカー製ケース越えられるわな)

・・・とまぁ〜ここまで比較的安価なケースを紹介して来ましたが、ここから一気に万円越えしちゃいまぁ〜す!


価格・壱万円以上のオススメCASE!!(ATX・BTX編)

まずは手始めに・・・
 から【CM STACKER】 前面FAN(吸気)×1,背面FAN(排気)×1,上面FAN(吸気)×1
前面をメッシュにし、トータルクーリングを考慮した設計のフル5インチベイケースです。
M/Bタイプ:ATX/Extend ATX/BTX (現在、唯一のBTX対応CASE!!)
側板もメッシュ加工が施してあり、ケース内の換気に優れています。
フル5インチベイですので自由なレイアウトでお楽しみいただける仕様となっております。
スチール製シャシーはツールフリー設計となっており、お手軽にシステムの構築が行えます。
・・・・・・だそうです。価格は・・・
23,980円!(う〜ん一気に上がったなぁ〜)
将来性を考えるなら、こちらがオススメ! (無論!拙者は、入手済み!!)
(ATX規格のCASEが市場に出回ってる限りATXマザーの需要があるなどと戯けたことを申してる輩がおるが
今は、自作すべき時では有りません。このCASEを買って手持ちのパーツにチョイトUPするなどして過ごしBTXが出回り
始めたら本格的に自作を開始する!これしかありません。
買いたい時が、買い時なんてナンセンスですよ。)
流石は、FANやCPUクーラーを作ってるだけありますねぇーちょっと欲しいです。(来月買うかも?1号機の為に・・・)
※ちなみにBTXマザーボードとは、現在のATXマザーボードを鏡写しにした配置になっています。
詳しくは、図を用意しましたので、こちらからどうぞ!→
図:BTXマザーボード

次に・・・
 から【OceanDome- for Elegance and Style】&【Dragon- The Gaming Tower
アルミ製、ケースとフロントドア(青色LEDが光る)静音仕様ケースファン5個付属
サイドパネルにアクリル板+EMIネット,アルミ厚1.0mm □周囲温度38℃インテル温度試験クリア
MicroATX,StandardATX,&ExtendedATX (Dual CPU)対応
・・・・・・だそうです。価格は・・・OceanDome
22,800円!Dragon19,800円!(インパクトはあるんだけどなぁ〜)

キタァーソルダム
 から【MT-PRO2250 MUSCLEBACK】&【ALTIUM X
もはや説明は不要でしょ自作ユーザーなら知らぬ者はいないこのケース資金に余裕があったらホスィ
   詳しくは、Linkからその性能を見てやってください。価格は・・・MT-PRO2250(電源未搭載モデル)が
37,590円!
  ALTIUM X(電源未搭載モデル)が
27,090円!(実際、拙者もMT-PRO2250 MUSCLEBACK GBM 所有しちょるとよ)

マイナーだけど・・・
 から世界初?デュアルマザーボード用PCケース【AD-FDB2
33,390円!をご紹介します。
AD-FDB2はデュアルマザーボードケースです。といってもデュアルCPU対応マザーボードが搭載できるケースではなく
  普通にATXマザーボードが2枚はいるという珍しいケースです。
このケースの特徴はなんといっても2枚のマザーボードを搭載可能にしているところでしょう。
  筐体としては、内部で2分割されるような形で、右に1枚、左に1枚のマザーボードが搭載されます。
そのぶん幅もかなり広くなっていますが、一般的なミドルタワー2つ分、というほどでもないサイズです。
  PCを2台置くよりも多少の省スペース化が行えるでしょう。
PC切換器内蔵
  マザーボードを2枚搭載できるのが一番の特徴ですが、もうひとつの特徴はPC切換器を内蔵しているところです。
   ディスプレイ、キーボード、マウスが1セットあれば、2台のマシンを一緒に使うことができます。
   片方で処理の重い作業を行っている間、もう片方軽い作業をする、または片方は常時起動のサーバーで普段は
   もう片方を使う、というような使い方ができます。
   内蔵されていますので、PC背面でケーブルがごちゃごちゃしてしまわないのがうれしいところです。(でもねぇ〜)

さぁー続いて・・・
 からフルタワー型ケース【H700
12,980円!をご紹介します。
MicroATX / ATX対応のフルタワー型PCケース
7つのスロットと13個のドライブ収容可能な高い拡張能力
エッジは折り曲げ加工済みで、安全に組み立てと取り付けが出来る
FCC Class B, DoC, CE規格に準拠
8cmファンを最大7個まで増設可能
といった感じです。只、難点をあげるとM/Bの取付位置によっては、IDEケーブルなど規定の長さ45cmでは
一番上のベイまで届かないので別途、60cm,80cm,90cm等の長いケーブルを用意しなければならないことですかな。



・・・っとサクッと色々紹介して来ましたが、ケース選びは値段では有りません!性能です。(
説得力無!)
今回ご紹介したケースの多くは、大きめな物でしたが、ケース内のエアフローという点を考慮すると、どうしても
ケース自体が巨大化してしまいます。逆に
MicroATXなどの小さいケースでの効率の良いエアフローを実現するのは
非常に困難です。という訳で、部屋のスペースが許す限り大きいケースを購入されることをオススメするしかありません!
最近、の若人は何でもデザインで選びがちですが、性能の良いケースは善いデザイン(飽きが来ない)ものです。
実際、私の所有している【TWO TOP社製 VIP】などはもうかれこれ5,6年は使っている古いケースですが、Pen4載せても
34℃程度の高性能を発揮してくれてます。デザインも未だに飽きが来ません・・・良いケースとはそいうものです。
ここまで、簡素に語って来ましたが、皆様が最良のケースに巡り会える日が近いことを切に祈っております。




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